50歳ナース〜hungry for〜

今があるから、未来があることをモットーに。石橋は渡ってみなけりゃわからない。

テニスの王女様

大学生時代、付き合っていた彼にテニスが下手で振られた。

と、思っているのは私だけだ。テニスの上手い彼女に奪われたのだ。中年のおばさんが今更何を、と思う。

テニスを始めた理由は、そう、振られたからだ。

何十年も月日が流れても、忘れられない。

テニスを始めて、2年が過ぎた。

今なら、テニスが下手で振られるような事はないだろう。今更だが。

エースを狙えの中に出てくるお蝶夫人。テニスが上手で、強くて、とてもエレガントだったことを思い出す。

犬がボールを追っかけるようなテニスではなく、俯瞰してボールを追える、エレガントなテニスをしたいと思っている。

時々、テニスクラブのレッスンを受けると、女子相手に10割の力でボールを返す輩がいる。

そんな相手を見ると、急にテニス熱が冷めていく。そんな奴なら限って、コントロールのセンスが全くないわけで、一体何がしたいのか。

そんな雑念が湧くと、レッスンに集中できなくなる。コーチよなんとかしてくれないかーと考えている。

自分のプレーに余裕ができたのか、他者のプレーが気に掛かって仕方ない最近なのだ。