スコティシュの猫、ミルクとの同居は三ヶ月くらいになるだろうか。
ある日、仕事から帰ったら、ミルクはゲージの中にいた。母に事情を尋ねると
母:「押し入れの中に入って、衣類に毛がつくのよ。なかなか出てくれなくてゲージに入れた」と言う。
???
私:「ゲージに入れても猫には理解出来ないでしょ」
母:「こうしないと私の気が済まないの」
小学校低学年頃だったろうか。
学校からの帰宅時間が遅いと怒られ、何時間も正座させられた記憶を思い出した。
そして、自分の子育てはどうだっただろうか。
私も感情で子どもたちに接する事は良くあり、成人を迎えた子どもたちには、今では本当に申し訳なく思っている。
理想通りにはいかなかった子育てをした自分を許して、自分に優しくした。そして、母に正座させられた記憶と、猫をゲージに入れた事も許す事にした。