看護の世界では、コミュニケーションは技術である。注射や点滴、体位変換、オムツ交換などと同じ看護技術と同じ、プロにおける技術なのだ。
技術は知識。より良いコミュニケーションを行うために
そして、知識を使いこなすのがスキルなのだ。要するに、スキルは腕前なのだ。
精神科実習に来る学生さん達は、
【傾聴、共感、受容というコミュニケーションの技術を学び、信頼関係が出来た】
と、記録に書いてくるのがお決まりだ。
より良いコミュニケーションの為の学習は充分なのか?
学習していないのに、腕前は試せない。スキルは無いのに、信頼関係が出来るのか?
精神看護は、ざっくりと言うと患者さんの話を聞く事が仕事だ。コミュニケーションスキルをためさらる現場なのだ。
学生さん達には、スキルを上げる為に、もっとコミュニケーション技術を学んで欲しい。